話したいことがあるから

井上芳雄さん、中島裕翔くんのことをつれづれ。

「SONGS」〜沼の入り口〜

今週末は珍しく仕事のこと一切考えなくてよい週末で、出かける予定もなかったので連投笑
井上芳雄さんの虜にさせられたきっかけとなった、SONGSの話です。


近年ふつうにジャニオタ継続中で、SHOCKも毎年行ってたし、ゆる推してらの出るDancing On Broadwayの地上波放送はふつうオタなりに高まり、一度きりの観劇となってしまったナイツテイル映像もあるとのことで、事前情報からみたいな〜とは思ってチェックしてた番組。
先述した通りその日の夜は、特段仲良くもない友人が泊まりにきていて、ジャニも食うけどゴシップネタ・シモネタが三度の飯より好きみたいな友人で、延々続くそのテの話に食傷気味になっていたところに、ちょうどいい時間になってきて、ごめん、23時からSONGS観ていい?とぶった切った覚えがwいま思えば番組の間は黙って観ててくれたから感謝だな←


初見から心を鷲掴みにされたのは、他の曲はナイツテイルの衣装とメイクで披露したのに、唯一堂本光一井上芳雄そのものの姿で歌った「宿敵がまたとない友」。
お歌が上手いというか次元がぶっ飛んでることは観劇したときから重々わかっていたんだけど、SONGSで釘付けになったのは、歌うときの表情の豊かさというかなんというか。一曲歌うのにこんないろんな表情を見せるんだ、ということが衝撃的だったんですよ。光一くんが年末の堂本兄弟で、この人の歌は第一声で情景が浮かぶって表現してたけど、ほんまそれやと思った。ミュ俳優だから、なんだけども、それはあとでいろいろ知るようになってから合点がいった話で、初見はすっごく新鮮で、素敵に見えた。どこ切り取っても超絵になる。背も大きくて立ち姿も映える。そして肝心なお歌は超ド級。めっちゃカッコいいなと。

一度きりでたまたまそう映ったのかと他の映像も確認していくと、ほんとうに百面相。曲によってはほんとうに楽しげに弾けそうな笑顔で、悲しい曲は物憂げな。わざわざ作った感のない、自然体な表情がとっても魅力的だなぁと、そのナチュラルな引き出しの多さの虜になって、知らぬ間に芳雄くんだけを必死で目で追ってる自分に気づいていくわけです。

でも、本当の意味であーこれはあかん、となったのは、トークの部分。
「10年間ずっとミュージカル俳優になるんだって思い続けてきたんで、やっとなれたっていうのと、いい作品のいい役をもらえて、ほんとラッキーだなって」
「そこから本当の主役とかになっていったときに、うれしかったけど、やってみるとあまりにも足りないというか、自分が至らなすぎて苦しい、真ん中立っててすいません、って。20代の頃は、苦しかったなと、今思うと」
「若い頃は自分が頑張ればある程度できるんじゃないかって思ってたけど、いまはいい意味でそうではないのもわかるから、与えられたことは死ぬ気でやってみなきゃと思います」

しんどい仕事が続いてたパンピーの自分と重ねたわけではない。ましてや、間違っても同じ境遇だったわけでもない。でも、なぜか、上の言葉を聞いて、自分自身がスーッと軽くなった感覚と、グッと引き寄せられてしまった気持ち。

傍目からは眩しいほど自分の好きなことに正直に生きてきて、夢の実現のためにしかるべき努力をして手中に収めて、いまやプリンスと言われ輝かしい経歴を持つ人ですら。こういう時期があった人間臭さがあって、それを吐露する強さを持っていて、その先の視野もあって。言葉にできないけど、急に不相応ながらの共感と、大きな敬意みたいな感情がすごい溢れ出してきた瞬間でした。井上芳雄というひとに、ただならぬ興味が芽生えた大きなきっかけです。

芳雄くんは2000年に帝劇でデビューしてるわけで、いまさらなんで知ってしまったのか、20年前に自分を巻き戻したいって裕翔くんのときには全く思わなかった感情もなくもない。でも、光一くんがこの番組の中で、芳雄くんとの奇跡の出会いは、若い頃に出会ってたらちょっと違った、今だからこうなれた、って言っていて、もしかしたら先述した芳雄くんのインタビューに震えたのも、わたしも今この歳でだからなのかもしれないって思った。でもやっぱり、もうすこし早く知りたかった、わたしのバカバカ。もう一生やらないだろう若いときの役や演目、これリアル見てみたかったってのが多すぎて。

しかし当時はまだ本当に井上芳雄ファンになるかどうかは半信半疑なまま、どうやったらこの人をまた見られるのかと調べ始めた自分。その過程で、byMYSELFスペシャルライブの存在と、自分の東京出張の日程が奇跡的に重なっていたことに気づいたわけです…
ここからは本気で沼に足を入れていく話、つづく。

あ、ちなみに今週末2/9はSONGSでナイツテイルのスピンオフ放送!わたしは10分前からテレビの前で正座して観る予定!←ご勝手にw